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ジビエソーセージ=2024年12月27日、かつらぎ町花園梁瀬、西江拓矢撮影
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 山道を上った先にあり、緑に囲まれた和歌山県かつらぎ町の花園地区。肉屋「メツゲライサカモト」を訪れると、店主の阪本晃一さん(42)が笑顔で出迎えてくれた。メツゲライは、ドイツ語で肉屋の意味。ドイツで修業した阪本さんが、野生のシカやイノシシなどジビエや手作りソーセージを扱う店を営んでいる。

 阪本さんは、大阪府和泉市出身。保育士だった頃、研修で訪ねたドイツで、たまたま見た肉屋の仕事に魅せられた。改めてドイツに渡って約3年半、肉の解体から加工までを身につけた。帰国後、さらに県内でジビエの技術を学び、花園地区で地域おこし協力隊員として活動。2020年に肉屋をオープンした。

 果物や野菜、木の芽を食べ…

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